『無痛整体源喜堂・武道の段位の矛盾』

こんにちは。

 

大垣駅北口徒歩10分、バロー西隣すぐ、

『腰のプロフェッショナル』

無痛整体源喜堂です。

 

『武道の段位の矛盾』

という内容で書きます。

 

私は中学から剣道を始めました。

小学校の先生に『自衛隊に行きたいなら、中学生になったら剣道か柔道をしたらどうだ』と言われたからです。

 

小学校までは、日が暮れてボールが見えなくなるまで、野球をしていました。

毎日、毎日、野球ばかりしていました。

 

私は自衛隊に入隊したかったので、中学からは剣道を始めました。

3年生に剣道初段の方がおられました。(当時は中学生は初段が最高位)

私は自分なりに剣道初段を目標におきました。

 

私の中学の剣道部は弱小で、地方大会でいつも負けていました。

学校の先生の中に、剣道の指導者がいなかったのです。

先輩からの指導のみで稽古をしていました。

 

中学2年生になったとき、私は2年生で1人だけレギュラーに選ばれました。

その時の私の段級位は4級です。

1つ上の先輩は3級が最高でした。

 

地区大会で1番強いチームと当たりました。

相手は全国大会にも出場経験のある中学校です。

当然、5人のメンバー全てが初段です。

 

私のチームは3級、4級のメンバーです。

当然全て負けると思いきや、私達は2勝したのです。(2勝3敗で負け)

1つ上の先輩と私が勝ったのです。

 

3級、4級しかいない弱小チームが、全国大会出場経験のある初段ばかりのチームに、一泡吹かせたのです。

当然、会場はどよめいています。

 

実はその先輩と私が勝ったのは、同じ技だったのです。

『出鼻小手』という技です。

相手が面を打ってくるのに対応して、いち早く小手を決めます。

 

その先輩は、その技ばかり練習をしていました。

はその先輩の練習相手になっていました。

私が面を打つと、先輩が出鼻小手を打ち込みをするのを、ずっと練習していました。

 

先輩はその技だけで地方大会を優勝して、県大会まで行きました。(全て同じ技)

私は先輩程、出鼻小手の制度が良くなかったので、地方大会で負けました。

でもこれで、小手がズバ抜けて得意技になりました。

 

『段級』と『試合に強い』は関係ない事も知りました。

試合に勝てるのは、やはり工夫した稽古と稽古量の成果です。

 

私は中学生で初段になり、進学先の高校で誰よりも早く2段になりました。

実は県下でその当時、1番の強豪高校からスカウトされましたが、行きませんでした。

高校生活が剣道だけになるのを好みませんでした。

 

地元の高校に進学し、剣道部に入部しましたが、私は高校1年で剣道部を退部します。

顧問の先生と関係が良くなかったのと、剣道段位の有り方に疑問をもったのです。

顧問の先生は後に問題事件を起こし、懲戒処分を受けています。

 

居合道6段、7段、8段という段位が、お金で与えられているというのが、ニュースになりました。

剣道でも外人には審査があまく有名作家が名誉の段位(実際は力が伴っていない)を与えられていますし、全日本の出場予選大会でも警察官寄りの判定が目につきます。

空手でも菅総理が9段を与えられました。(何となく胡散臭い…)

 

何もかもが大人の理由の段位です。(地位と権威を利用する)

は、こういうのが最も嫌いです。

日本人の『あいまいで誤魔化す』というのが武道の中に入ってしまっています。

 

『名誉』ということも、地位や権威で何とでもなっています。

全てが所属する団体の売名行為に近いです。(有名人を利用して団体の地位を上げる)

こんな『武道の段位なんて要らない』というのが、私の結論です。

 

日本は昔から、こういう『あいまいな文化』があります。

こんなことを続けても何の意味も持たないと思います。

むしろ厳格な武道の恥になります。

 

は生きている限り『素直に誠実に生きたい』と思っています。

欲望にまみれた肩書など、全く私には必要ありません。

 

段位に重きを置いている方は、自分の道を究めて下されば結構なことと思います。

誠実に武道を極めておられる方は尊敬します。

 

『武道の段位の矛盾』

という内容でした。

 

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